体内に細菌や異物が侵入した際、白血球がこれら細菌や異物を白血球の内部に摂り込み、活性酸素を用いて分解します。この活性酸素のお陰で、人体は細菌等の攻撃から守られています。
活性酸素は生体の防御上、大変大切なものですが、出来過ぎた活性酸素は、細菌等を殺し分解できるほど強力なため、他の正常な細胞までも損傷を与え、現在、病気の90%以上に関与しているといわれています。
活性酸素が体内に発生すると
- 直接の影響→シミ・シワ・癌・各種の炎症等
- 体内の脂質と反応→過酸化脂質を生成 過酸化脂質は血管の壁に張り付き、動脈硬化を起こさせ、血流障害の病気を発生させます。 心臓病、脳卒中等はこの過酸化脂質を原因として発生します。
- 呼吸により取り込まれる酸素も一部は活性酸素に変化します。
人間は栄養分を酸素で燃やしでエネルギーに変え活動していますが、その過程で平常時に 3~5%が、運動時には5~10%が活性酸素に変化するといわれています。 - 事故や手術で血管内の血流が止まった時
- 農薬、食品添加物、防腐剤、排気ガス、ストレス、紫外線、X線、ある種の電磁波等で活性酸素は発生します。